授業シラバス
種別 |
夏期 |
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夜間 |
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分野 |
総合教育科目/文/経/法 |
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科目情報 |
科目名 |
社会学(専門) |
本務校 職位 |
文学部 教授 非常勤 |
お名前 |
岡原正幸 小倉康嗣 |
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講義内容 (必須) |
「生と感情の社会学」を受講者と一緒に作り出します。 たとえば社会学の基本の一つである社会調査、否応なく人と関わるこの学的な営みを、どこに位置づけ、その営みの中で自らをどこに位置づけていくのか。対象を客観化する知がただそれだけ評価されるような時代は過ぎ去り、いまや、知の生産と消費を担ってきた大学アカデミズムも現代社会に立ち位置を失いつつある。学問の死を謳うのは容易い、しかしだからこそ、社会学という営みを再び肯定的に捉える視角が必要ではないのか。生の社会学とは、生を社会学的に説明する営みに還元されるようなものではなく、生きられる社会学であり、生きることを生きようとする、そんな試みだと考えてほしい。 生の多様性をめぐる議論があるとして、それを、いかに自分が生きるのかという問いに、どのように結びつけることができるのだろうか。この授業で参加者と一緒に僕たちが考えてみたいのは、これである。具体的にどうするのかといえば、僕らが教卓に座って講義することまずない。全員が全員に向けて講義をする。受講者は他の受講者にとってのゲストスピーカーになり得るということである。皆さん方がゲストとなり、その講演内容について僕たちの対談があるかもしれない。そして参加者からの発議に基づく議論がなされるかもしれない。生を生きるという資格においてひとりひとりの参加者がゲスト講師たりえるのである。 授業に関する情報は下記のホームページで http://lebenssoziologie.jimdo.com
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テキスト |
『高齢化社会と日本人の生き方―岐路に立つ現代中年のライフストーリー』 小倉康嗣著 慶應義塾大学出版会 2006年 『生の技法ー家と施設を出て暮らす障害者の社会学』 岡原正幸ほか著 藤原書店 1995年 『ホモ・アフェクトス』 岡原正幸著 世界思想社 1998年
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参考文献 |
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学生に対する受講上の要望または受講上の前提条件 |
自分の生について語ることが求められるでしょう。また他者の生について傾聴し、一緒に考えることも求められるでしょう。事前に、自分史や家族史、自分が生きてきた中での特定の記憶や体験について、2000~4000字程度でまとめておいてください。書式や用紙は自由です。この課題は授業初回に持参してください。それを土台に皆さんのスピーチを作成してもらいます。また言うまでもありませんが、受講者間でのやりとり、授業内でのやりとりが個人的なものに関わる以上、当事者の了承なくして外部に公開することは避けてください。 |
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成績評価方法(必須) |
試験は行いません。出席および提出物(たとえば上記の自分史)によって評価します。
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